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生理前の急激な眠気はどうして?原因と対策を知ろう!

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女性にとって長いお付き合いである生理。始まる数日前からとても眠くなり「そろそろだな」と感じる人も多いのではないでしょうか。眠気に誘われるまま眠れる環境にある人はいいかもしれませんが、そうでない人の場合は眠気に悩まされていることでしょう。ここでは、生理前の強い眠気の原因とすぐに気軽に実践できる対処方法をお伝えします。

なぜ生理前になるとどうしようもなく眠くなるの?

生理前に眠くなるのは「プロゲステロン」という黄体ホルモンが多く分泌されるからです。妊娠しやすい状態を作る黄体ホルモンの作用の一つに、「催眠作用」があります。プロゲステロンには、一般的な睡眠薬と同じくらい強力な睡眠作用があるとされています。
また、入浴後など体が温まった後で布団に入り、体温が下がっていくときに眠くなる経験は多くの方がしていることでしょう。黄体ホルモンには「体温を上げる作用」もありますが、この作用により体温が高い状態が1日中続くことで夜もよく眠れず、いつでも眠いというようなことが引き起こされています。

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どちらの作用も妊娠した女性にとっては「安静にして受精卵を守りなさい」と働きかける重要なものですが、そうでない女性にとっては困ることも多い作用です。その他にも、イライラする・肌荒れする・お腹が痛くなる、などといった生理前の症状を併せ持っている人にとっては、寝ていられるものなら寝ていたいというのが本音でしょう。でも寝てばかりいられない、という女性のために生理前の眠気解消方法を紹介していきます。

普段からここに気をつけよう!生活習慣での注意点


生理前や生理中に眠くなるのは仕方ないとしても、昼間の時間帯の眠気を少なくするように気をつけたいものです。夜の睡眠をきちんと取れるように普段から生活習慣に気を遣っている人は知っていることかもしれませんが、生理前は次に挙げるようなことに注意してみましょう。
まず、朝起きる時間は一定にし、可能であれば朝に太陽の光を20分以上浴びるようにしましょう。出勤などで朝の光を浴びる人は、それだけでも十分です。そして夜は就寝時間の1時間前くらいから、スマホやテレビなどの強い光の刺激を避けることが大切です。スマホなどは寝る直前まで画面を見ている人も多くいるでしょう。ですが、強い光の刺激は目や脳がリラックスした状態になるのを妨げてしまいます。また、就寝前には覚醒効果のあるカフェインの入ったコーヒーや紅茶などの飲み物を飲まないようにしましょう。どれも、「夜に眠れず昼間に眠い」という生活を避けるのに有効な方法です。

いつでもすぐにできる!眠気撃退に効果のあるツボとは

生活習慣に気をつけて生活リズムを整える、医師に相談して生理前の症状に効く漢方薬などを処方してもらうなどの対処方法もありますが、眠いけれど眠っていられない場合の対処方法として「ツボ押し」があります。

人の体にはたくさんの「ツボ」がありますが、眠気を取るツボとして知られているのは首の後ろにある「風池(ふうち)」、頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」、中指の指先にある「中衝(ちゅうしょう)」などです。

風池(ふうち)

首の後ろの真ん中より指1本分外側にずれた場所にあり、首の両側のくぼみがある場所です。そのくぼみに親指の腹をあてて、残りの4本の指で後頭部を支えるような体勢で指圧すると効果的です。風池の深部には、椎骨動脈があり血流が改善される事で頭がスッキリします。

百会(ひゃくえ)

両耳を結ぶ線と鼻と頭のてっぺんを結ぶ線が直角に交わるところです。その部分を気持ちいいなと思うくらいの強さで指圧します。このツボは、眠いからと極端に強く刺激しないほうが良いでしょう。ツボを見つけ難いかたは百会付近の頭皮マッサージでも効果的です。

中衝(ちゅうしょう)

中指の爪の生え際で、中心から親指側に向かって3ミリ程度の場所です。このツボは強めに刺激しても大丈夫です。

30分で眠気撃退!おすすめの方法3つ

生理前の眠気は女性にとって自然なもので、個人差はあっても避けられないものです。しかし、これから紹介する方法を試してみて、あなたに合う方法が見つかれば、眠気を軽くすることができるでしょう。

① 仮眠をとる

眠いときは寝てしまいましょう。職場などではお昼ご飯を早めに済ませて、目を閉じて休むだけでも眠気がだいぶ少なくなります。時間は30分までをめどにします。それ以上眠ると、夜の眠りに影響する場合があるからです。

② 軽い運動をする

可能であれば外を散歩すると気分転換にもなるのでおすすめですが、どうしてもだるくて動きたくない場合は、就寝前などにストレッチをするだけでも良いでしょう。お腹まわりの血流も良くなって、気分がスッキリとします。

③ 手足や首を冷やす

眠くなると、手足や首が温かくなってきますが、冷たい刺激を与えることで眠気が取れます。冷たいジェルシートを貼る方法も手軽で効果が期待できます。季節にもよるかもしれませんが、冷たい刺激でも大丈夫という人は試してみましょう。

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この記事の監修

山口 乃里子
東京慈恵会医科大学附属病院産婦人科
日本産科婦人科学会産婦人科専門医

出身大学:東京女子医大医学部 過去の所属先:国立国際医療研究センター 外科系研修医
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