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意外と知らない。デリケートゾーンと生理周期の関係

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「ちょっとかゆみが気になる」「ニオイのキツイ時期がある」など、周囲にも相談しづらく、病院に行くのも躊躇しがちなのが、デリケートゾーンのお悩みですよね。ときには、病気が原因の症状もありますが、生理や排卵に伴うホルモンバランスの変化に関連してあらわれるのが一般的。
そこで、生理周期を「生理中」「排卵前」「排卵後」「生理前」の4つの時期に分けて、それぞれの時期のデリケートゾーンのケア方法をご紹介しましょう。気になる症状が出ても慌てず過ごせるよう、役立ててください。

生理中:かゆみとにおいが気になる

特にかゆみの症状が出やすい時期であると意識して!

かゆみの要因の大半はムレといわれており、生理用ナプキンやおりものシートで直接デリケートゾーンを覆う生理時期はムレやすく、湿気がこもり雑菌が繁殖しやすくなるのです。
予防として、生理用ナプキンやおりものシートをこまめに取り換えて清潔な環境に保つように心がけましょう。
また、シャワーや温水洗浄機能付き便座で優しく洗い、清潔にするのもおすすめです。ただし、膣内は自浄作用があるので石鹸やボディーソープなどでゴシゴシ洗いすぎないように注意しましょう。

※かゆみの原因には、ムレ以外に尖圭(せんけい)コンジローマやトリコモナス膣炎などの性感染症による場合も。かゆみが治まらず気になる症状がある場合は、産婦人科を受診しましょう。

経血と併せて、デリケートゾーンのニオイも気になる

雑菌の繁殖が原因となるニオイ。生理用ナプキンでムレて、雑菌が繁殖しやすい時期となるので、ナプキンをこまめに交換して、デリケートゾーンを清潔に保つように心がけましょう。
予防対策として、雑菌繁殖を防ぐためにも生理中のストッキングを避ける、通気性の良い生理用ナプキンを使用して、ムレを抑えるなど。また、タンポンは血液を外に漏らさず、経血の酸化を防ぐことができるので、抵抗がなければナプキンよりもタンポンを利用した方がニオイの軽減につながります。

排卵前:おりものが気になる

おりものが増える時期と覚えておきましょう!

女性器から分泌されるさまざまなものの集合体であるおりものは、女性ホルモンの影響を受けて一定周期で変化を繰り返しているので、時期によって量の変化があるのは自然なこと。
量が多いとされているのが排卵前の時期で、中でも特に増えるのが排卵期の約2~3日間。透明でとろみのある状態でニオイは弱めです。量が増えて不快に感じる、下着が汚れる…といった悩み対策には、おりものシートの活用を。
また、おりものが増えるとムレを起こしやすく、かゆみを発症することもあるので、おりものシートをこまめに取り換えるなど、清潔にしておくことも大切です。
自身のおりもの周期を把握しておくこともポイント。量が増えて病気かも?といった不安の軽減にも繋がるはず。

排卵後:においのピーク

排卵期から始まる女性ホルモンの分泌により、ニオイのピークに!

排卵期から生理前までに分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンには、皮脂腺を刺激して、皮脂の分泌を盛んにする働きがあります。皮脂のなかに含まれる脂肪酸は、酸化すると強いニオイへと変化するため、デリケートゾーンのニオイも強くなりピークを迎えることに。
ニオイ対策としては、皮脂の抑制・ムレ防止という点で、ストッキングを避ける、通気性の良い下着を着用するなど。
また、この時期はおりものの量は減るものの、粘性のある白濁した状態になり下着の汚れ防止におりものシートを使う機会が増えることも。その場合は、シートをこまめに取り換えムレないようにしましょう。

※おりものはさまざまな病気の兆候となることもあるので、いつもと違う状態と思ったら婦人科の受診を。例えば、カンジタ膣炎の場合は白いクリーム状に、淋菌感染症の場合は黄緑がかった膿のような状態になることがあります。また、子宮体ガンの場合、赤褐色や茶褐色に変化します。

生理前:おりもの増、におい強!いろいろ気になる

おりものの量の増え始めニオイも強くなり始める時期

生理前の不調が出始める時期、それに伴い徐々におりものの量やニオイも気になり始める場合も。おりものの状態としては、粘性のある白濁状から、生理前には少量の血液が混じることもあります。
自身の生理周期を把握しておいて、生理前にはおりものシートで対策しておく、清潔な状態を心がけるなど、事前対策をとるようにしましょう。

自分の体の状態を把握して、デリケートゾーンケアもしっかり!

このように、生理周期を目安にした4つの時期ごとのデリケートゾーンの状態を知っておけば、余計な不安や心配はせずに済みます。そのためには、自身の生理周期や排卵日などをしっかり把握しておきましょう!

カラダのキモチ

この時期の編集

宋 美玄 (ソン ミヒョン)
丸の内の森レディースクリニック 院長 医学博士
日本周産期・新生児学会会員
日本性科学会員
2児の母であり子育てと産婦人科医を両立。テレビ・ラジオ・雑誌連載などメディアへの積極的露出で“カリスマ産婦人科医”として様々な女性の悩み、女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓発活動を行っている。

丸の内の森レディースクリニック
https://www.moricli.jp

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