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【妊活体験談】妊活開始直後に流産…。夫との絆を改めて実感

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小さな頃から夢だった幼稚園の先生になった舞さん。結婚を機に仕事を辞めてスタートした妊活でしたが、2カ月目にあえなく流産…。そのことによって「妊娠・出産は奇跡の連続なんだ」と痛感し、改めてご主人と一緒にいられる幸せを噛みしめたそうです。夫婦2人だからこそできることを楽しみつつ、より一層食事や睡眠に気を配るようになったという舞さんに、今の気持ちや妊活の状況を詳しく伺いました。

舞さん(仮名/20代後半) 妊活を始めて3ヵ月
元幼稚園教諭。結婚を機に退職し、転居先でパートをしながら妊活中。流産後、食べ物の選び方や「前倒し家事」で就寝を早めるなどの工夫を始めました。

結婚してすぐに意識し始めた妊活

私は結婚を機に県外に引っ越すまで、幼稚園の先生でした。
もともと子どもが大好きということもあり、妊活を意識し始めたのは、結婚してすぐだったと思います。とはいえ、仕事の都合で、結婚後4ヵ月は別居をしていました。同居できた後も2カ月は主人が服用していた薬の副作用が心配だったので、すぐに子作りができませんでした。その間、本や妊活をしている方のブログを読んだりして、妊娠の仕組みを知るところから始めました。

そのときにすごく参考になったのが、この2冊です。

・「週末妊活のすすめ ムリなく授かる50のヒント」(電子書籍あり)
タイミングばかりを気にするより、大事なのは自分たちの気持ちだと感じた一冊です。ストレスが妊活に影響しやすいことに驚きました。

北村健 著
本体1,200円+税
主婦の友社刊

・「女性ホルモンを整えて幸せになる! ぽかぽか子宮のつくり方」
子宮を一つの命があるかのように扱っていることが新鮮でした。「自分の体の声を聞こうとすることって、こんなに大切なんだ」と感じた本です。

やまがた てるえ 著
河出書房新社

知れば知るほど身に染みたのが、環境を含めた「体作り」の大切さです。不妊治療の中には「栄養治療」というものがあると学んでから、食事内容に気を配るようになり、サプリの服用も開始。基礎体温もつけ始めました。

簡単にグラフ化できるアプリで排卵日を予測

婦人用体温計
基礎体温は、オムロン婦人用体温計のデータを自動転送し、「カラダのキモチ」アプリと連携させています。手間がないから楽で助かります。お気に入りの点は、簡単にグラフが作れること。生理日と排卵日(妊娠しやすい時期)を知るために、とても便利な機能で助かっています。


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性生活はアプリを参考に、「予測排卵日」を中心に2回ぐらいを心がけるようになりました。
避妊をやめた翌月から、主人は毎月「できたかな~?」と私のお腹を触り、待ちわびている様子で、「同じ気持ちでいてくれるんだ」とうれしくなりました。でも翌月、生理が来たことを伝えると、主人も「簡単にできるものじゃないんだ」と改めて感じてくれたようで、「次に妊娠しやすい時期を教えてくれる?」と主人の方から聞いてくれるようになりました。

「妊活を義務化したくない」夫婦で話し合ったこと


※画像はイメージです

本や妊活をしている方のブログを読むと、妊活をきっかけに夫婦仲に悩む人が多いと知りました。まだ私たちは同居して半年ですし、妊活の期間も短いから言えるのかもしれませんが、夫婦仲良く、コミュニケーションやスキンシップを自然にとっていく先に、赤ちゃんを授かるのが理想だなと思っています。「妊活が義務のようになってしまうのは避けたいな」と…。

そこで、妊活を始めた頃から、私は夫に「赤ちゃんがほしいことばかりに目がいって、お互いの気持ちを見失わないように気をつけようね」と伝えるようにしてきました。
主人も共感してくれて、「子どもはほしい。でも、絶対いなきゃいけないわけじゃない。まずは2人の生活が楽しいことが大事だと思うから、自然に任せていこう」と言ってくれました。

仕事を辞めて気づいた「見えないストレス」の存在

実は結婚・引っ越しを機に幼稚園の先生を辞めたことはとても残念に思っていて、それを吹っ切るまでには時間がかかりました。幼稚園の先生は小さな頃からの夢で、とてもやりがいがあった仕事。しばらくは園の子どもたちとの生活を思い出しては泣いて…。社会から孤立してしまったような気持ちになって、つらい日が続きました。

でも時間が経つうちに、ある体の変化に気がつきました。これまで仕事でストレスを感じていたつもりはなかったのに、辞めてみたら長年悩んでいた背中のニキビがなくなったのです。体力的にも精神的にもハードだったのは事実。見えないストレスがあったのだと思います。そのとき、「体は正直だな」と感じました。

そして今となっては「赤ちゃんを授かるためにはハードな仕事を辞めて良かったのかな」と思うようになってきました。今では新たにパートを始め、知らない人ばかりの土地でも、新たな居場所を見つけることができました。そこで出会った社長夫婦が不妊治療を経てお子さんを授かっていることもあり、「私生活が第一」とシフトやお休みなど条件をすべて受け入れてくださるので、安心して家庭と両立できます。職場の人間関係も良く、前職とは違う分野ですが、少しでも活躍できる「居場所」ができたことで前向きになれています。

そんな時、妊娠していることがわかったんです。

念願の妊娠!でも8週目に思わぬ事態が…

妊活スタートから2ヵ月目で妊娠!主人も私も大喜びで、日に日に実感がわくと、胎児ネームをつけて呼んだり、産まれた後の生活を想像したりして、楽しく過ごしていました。でも6週目あたりから茶色のおりものが出たり、ピンクの水のようなものが出たりして、不安に駆られ、病院に駆け込むことがありました。その時は特に問題は見られなかったのですが、8週目に入っても心拍が確認できなかったため、先生から「少し成長が遅いようだから、来週になっても心拍が見られなかったら今回は難しいかもしれない」と言われました…。

そして次の週、病院へ行き再度検査…やはり心拍は見えず…。先生から「納得できたら手術をしましょう」と言われました。

「今は泣けばいいよ」

「流産」という現実を突きつけられたその日、仕事のお昼休憩に入った主人に連絡し、職場の駐車場まで会いに行きました。主人は涙が止まらない私の横で、ずっと黙って話を聞いてくれました。そして少し落ち着くと「今回はすごく残念だけど、ちゃんと妊娠できる体ってわかっただけでも良かったと思おう?とにかく今はゆっくりしよう」と言ってくれました。

術後しばらくは、ふとしたときに突然泣けてしまうことがよくありました。そんな時、主人は「今は泣けばいいよ」とひたすら黙って抱きしめてくれました。その後も2人の間で改まった話し合いはしませんでしたが、主人は「お前の体と心が一番大事」と言ってくれて、今はその状況に甘えている状態です。

そんな主人ですが、妊娠前に初めての土地に来た私に「家事は無理して頑張らなくてもいいよ。生活を楽しもう」と言葉をかけてくれたのに、実際には家事を手伝ってくれることはあまりなく、ケンカしたこともあったのです。
ですが流産を経験した後は少しずつ休みの日に手伝ってくれるようになりました。

「10ヵ月、赤ちゃんを育てられる体になろう」

魔法瓶
※画像はイメージです

流産したことで私たちが気づかされたことは、「妊娠も出産も簡単じゃない。がんばればうまくいくことばかりではない…本当に奇跡の連続なんだ」ということ。そして、ただ赤ちゃんを授かるだけではなく「10ヵ月、お腹の中で赤ちゃんを育てられる体じゃないといけない」と痛感したのです。体を温めること、食事、睡眠、ストレスをためない生活スタイル、呼吸法、運動などについて以前より意識するようになりました。

体を冷やさないよういつも衣服で調節して、飲み物は携帯している保温容器で温かいものを飲むようになりました。外食の時も「氷抜き」とオーダーし、カフェイン飲料もできるだけ避けています。

食生活は原材料にまで細かく気を配るように


※画像はイメージです

食材は原材料までしっかり確認するようになりました。例えば調味料。料理教室で教えてもらったのですが、醤油やみりんも商品によって原材料がかなり違います。醤油の場合は本来、「大豆、小麦、食塩」だけで作れることにびっくりしました。数百円ぐらい高くても、できるだけ添加物の少ないシンプルな原材料でできているものを選ぶようになりました。
魚も肉も国産を選ぶようになりました。そのほかにも、食生活では夫婦でこんなことに気をつけています。

・ 野菜は生産元が分かるお店で購入
・ 加工品、冷凍食品、インスタント食品は避け、材料から食事を作る
・ 外食は特別な時のみ
・ お昼は手作りのお弁当
・ 大豆や、大豆の加工品は国産の遺伝子組み換えではない原材料の商品を選ぶ
・ 葉酸の多い豆苗や枝豆、納豆などをよく食べる
・ おやつは亜鉛の多い無塩のアーモンドやビタミンの多い果物にする
・ 野菜、肉、魚、豆、卵をバランスよく食べる
・ 葉酸、つわり予防にいいというビタミンBのサプリを毎日飲む(これは自分のみ)

妊娠中に避けた方がいい食べ物(生卵、お刺身、うなぎ、レバー、ナチュラルチーズなど)には好きなものが多かったので、「今のうち」と思って食べるようにしています。

23時就寝を目標に「前倒し家事」で工夫

睡眠も意識してとるようになりました。
今の理想は22時就寝。でもなかなか難しいので、目標は23時です。そのために家事はできるだけ計画的に行って、寝る前に残さないようにしています。洗濯は必ず朝に行い、食事の準備と並行して片づけを進める、仕事で帰りが遅くなることが予想される日は夕食を朝に作っておく…など、常に時短家事を意識しました。

妊活ばかりを考え過ぎないように「今」を楽しむ

流産を経験して、ただ赤ちゃんがほしいのではなく「主人との家族がほしかったんだ」と改めて気づかされました。そして幸せが突然なくなる悲しさも味わいました。そんなときに主人が隣にいて、支えてくれることのありがたさ、大事さ。主人といられる今だって当たり前のことではなく、奇跡のひとつなんだと思うようになったんです。

体調が回復した今は、赤ちゃんがいない今だからこそ夫婦でできることをたくさん楽しむようになりました。生活のすべてを妊活中心にしてしまうと期待しすぎてつらくなってしまうので、ストレスをためないようにしています。

妊娠は、本当に奇跡。もし赤ちゃんを授かることができて家族が増えたら、もっともっと幸せだと思います。でも、主人との“今ある家族の幸せ”を忘れないで、これからも一緒に歩んでいきたいです。

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