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妊娠中期(16~27週)の変化に伴う5つの注意点

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妊娠中期は俗に「安定期」ともいわれます。つわりなど初期のつらい症状もおさまって、お腹の中で赤ちゃんが動き始めたり、性別が分かったり、新しい命がそこに宿っていることを確かに実感できる時期でもあります。

心身ともに慣れてくる時期ではありますが、この時期に困ったこともあるようです。そこで今回は、妊娠中期の変化と、5つの注意点をお伝えします。

注意点1:バストの急激な変化

妊娠20週目ぐらいになると赤ちゃんの骨が丈夫になり、筋肉や皮下脂肪がついてどんどん大きくなります。それによってお母さんのお腹の大きさも目立ちはじめ、身体全体が丸みを帯びてふくよかになってきます。

特にバストは急激に大きくなります。2カップほどアップする人もいるようです。これは乳腺の発達によるもので、すでにお母さんの身体は授乳の準備を始めたということです。従来の下着では締め付けにより乳腺の発達を妨げてしまうので、専用の下着にチェンジしましょう。

注意点2:長距離の移動

体も気持ちも安定しているこの時期に、母親学級に通ったり出産後の準備をしたりといった活動をしておくことをおすすめします。

昨今は「産後は当分の間、どこにも行けなくなるから」といわれ妊娠中に旅行をする“マタ旅”をよく耳にしますが、安定しているとはいっても何があるのか分からないのが妊娠中。長距離の移動は負担になるだけでなく、何かあった時に全く知らない医療機関に飛び込まなくてはならないので、行かない方がいいでしょう。

注意点3:体重の増加

ほとんどの人が中期に入った頃にはつわりが治まり、食欲が出てきます。医師からも体重管理について説明があるでしょう。

現在は、BMI(※)が18.5~25を「標準体重」とし、厚生労働省では妊娠前が標準体重の妊婦は、7㎏~12㎏の体重増加が望ましいとされています。ただ、これより多少前後しても心配し過ぎることはありません。
BMIが25以上の肥満体型の場合は特に、医師と綿密に相談しましょう。かといって無理なダイエットをすると胎児の栄養が不足するため、バランスのよい食事とウォーキングなどの適度な運動で体重コントロールを心がけます。

※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

注意点4:腰痛

妊娠20週を過ぎると赤ちゃんの成長も著しく、お腹が前にせり出しはじめます。すると身体の中心線がずれ、立っていると反り返ったような姿勢になります。これが腰への負担となります。腰から背中への痛みは、妊娠につきもの。病院で相談すれば妊娠中でもできるストレッチや骨盤ベルト、抱き枕など、解消法を教えてもらえるでしょう。

注意点5:妊娠線

お腹がせり出すと皮膚が伸び、皮下組織が破壊されます。これが妊娠線となって残るのは避けたい!というのであれば、急激な伸びに対応できるよう、お腹の皮膚を保湿することをおすすめします。特別な物を用意する必要はなく、乳液やクリーム等を使うとよいでしょう。

この記事の監修

宋 美玄 (ソン ミヒョン)
丸の内の森レディースクリニック 院長 医学博士
日本周産期・新生児学会会員
日本性科学会員
2児の母であり子育てと産婦人科医を両立。テレビ・ラジオ・雑誌連載などメディアへの積極的露出で“カリスマ産婦人科医”として様々な女性の悩み、女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓発活動を行っている。

丸の内の森レディースクリニック
https://www.moricli.jp

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