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基礎体温
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基礎体温を測る時間はいつも同じでないとまずいの?測りそこなったらどうする?

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基礎体温の計測は、女性の体のリズムを知るために有効な方法です。そして正確な結果を得るには、決まった時間に測るといった、一定の条件を守ることが大切となってきます。しかし、朝の決まった時間に計測するというのは、実際にやってみるとなかなか難しいものでもあります。
寝坊や早く目が覚めるなどして、計測する時間がずれたら、基礎体温は測る意味がなくなってしまうのでしょうか。ここでは、基礎体温計測についてのポイントを説明します。

基礎体温の正しい測り方を再確認

基礎体温は、朝起きたらすぐに測らなければならないことは知っていても、測る方法が間違っているために、せっかくの計測結果がばらついてはいないでしょうか。まずは基礎体温の正しい測り方をおさらいしてみましょう。基礎体温とは、体が最も安静にしている状態で、体内の生きるための活動が維持できるだけの体温が発生している状態です。

目が覚めてすぐの時間に、できるだけ体を動かさずに寝たまま計測するのが正しい方法です。測るタイミングは、毎日同じ時間であるのが理想的です。婦人体温計は、舌の下側に当てて測りますがこの位置も、いつも同じ位置であることが望ましいです。測り終わったらそれを記録し、グラフ化していきます。基礎体温の上がり下がりを把握することで、体のリズムを知ることができます。

理想通りにいかなくても大丈夫!

基礎体温の計測で正確な結果を出すためには、条件をできるだけ変えないようにする必要があります。昨日は朝測り、今日は夜に計測したのでは、条件が違い過ぎて基礎体温を測る意味がなくなってしまうということです。しかし、習慣になるまでは毎朝基礎体温を測るというのは、なかなか大変なものです。疲れていて計測時間より寝過ごすこともあるかもしれませんし、寝たまま計測するというのもつらいところです。時には体温計をくわえたまま二度寝してしまうこともあるかもしれません。
基礎体温の測り方というのは、あくまで理想的なやり方です。そうできるのがベストですが、習慣になるまではきっちり守って測ることは難しい場合があります。多少失敗しても大体は計測できていて、基礎体温の高温期や低温期のリズムを見られるレベルなら、何も問題はありません。

毎日測ることを最優先しよう!


基礎体温を測ろうと思ったら、毎日続けて基礎体温を計測し、記録することを何より優先しましょう。少しぐらいの失敗でやめてしまうのは、もったいないですし、あまり神経質になるのは体のためにも良くありません。生身の人間である以上、起きるのが早くなることも遅れることもあります。しかし、時間が大幅にずれない限りは、基礎体温の計測結果にそんなに差は出ないのです。大事なのは、目が覚めてすぐの安静にした状態で測り続けることです。多少のずれは当然なのだと割り切り、継続することが大切です。

いつも同じ状態で測ることが大事

基礎体温を測る上で守らなければならないことは、できるだけ計測する時の環境を同じ状態に保つことです。基礎体温は体を起こすだけでも上がるので、手に取りやすいところに婦人体温計を準備しておきましょう。計測中に起き上がらないのはもちろんのこと、舌の裏への当て方も同じ位置がおすすめです。環境の条件が同じであればあるほど、基礎体温の誤差は出にくくなります。
しかし、寝起きはぼんやりしているので、測る前につい起きることや、トイレに立ってしまうこともあります。その場合は、上がった基礎体温を戻すために数十分ほど安静にしてから再度測るようにしましょう。精度は少し落ちますが、まったく測らないよりかは良いと思います。

毎日測ってグラフ化することに意味がある!

基礎体温を測った記録はそのままにせず、それをグラフ化して変化の傾向を見ることに意味があります。基礎体温には大まかに低温期と高温期があり、繰り返されるそのリズムの移り変わりを知ることで、体調や生理、妊活などのコントロールをしやすくなるのが目的だからです。そしてグラフ化すれば、何日かの計測ミスがあっても、基礎体温の傾向はきちんと出ます。
基礎体温を記録する時に、寝るのが遅かった日や、うまく測れなかった場合の理由なども一緒にメモしておくと、より正確な状況がつかみやすくなります。仕事が忙しいといった精神状態に関わる事柄について書いておくのも、後で見返した時に役立つかもしれません。リズムがおかしい状態は、体調やストレスが影響していたり、生活習慣や基礎体温の測り方が原因の時もあります。メモを残しておけば、測り方を正確にするのにも役立ちます。

関連記事:
基礎体温の正しい測り方、グラフの見方・妊娠しやすい時期について

焦らずに条件のポイントを押さえて続けよう

基礎体温をきちんと測って体のリズムを知れば、さまざまな体調管理に役立てられます。しかし毎朝行わなければならないことから、続けにくいと感じるかもしれません。
しかし、計測時に他の条件が安定していれば、時間のずれはある程度気にしなくても大丈夫です。神経質になり過ぎたり失敗した時にがっかりし過ぎたりせずに、気持ちに余裕を持って測り続けるのが、基礎体温のポイントです。焦らずに気長に続けてみましょう。

この記事の監修

柴田 綾子
産婦人科医
2011年 群馬大学医学部を卒業。沖縄県にて2年間研修をし、 現在は大阪の淀川キリスト教病院で産婦人科医として研鑽を積んでいる。
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