働き方改革

2018/04/03

セルフマネジメントとは?できる社員を増やして会社の生産性を上げる

セルフマネジメントとは、自分自身で心身ともに安定した状態を保ち、より良く改善していくことです。人生の様々な局面で目的を実現するために重要なスキルだと言えるでしょう。今回は、仕事におけるセルフマネジメント能力向上のためにできる取り組みを紹介します。

セルフマネジメントとは、自分自身で心身ともに安定した状態を保ち、より良く改善していくことです。仕事での目標達成、あるいはプライベートライフの充実など、人生のさまざまな局面において自分自身の目的を実現するに重要なスキルであると言えるでしょう。 仕事におけるセルフマネジメントの重要性に的を絞り、従業員自身や企業がセルフマネジメント能力向上のためにできる取り組みをご紹介します。

セルフマネジメント能力はなぜ必要?

セルフマネジメントとは?

セルフマネジメントとは、日本語に訳せば「自己管理」「自立」といった意味になります。肉体・精神の両面で安定した状態を維持し、より良い方向へと改善するように自分自身を統制していくことであり、感情のコントロールやスケジュール管理などもそのための要素となります。 特に会社など就労の場では、仕事を滞りなく進めるため、社員一人ひとりが自らの精神面や健康面を管理することが大切です。また、各個人が自立して主体的に行動するためにも、このセルフマネジメントの能力が必要とされます

セルフマネジメントができる人の特徴

セルフマネジメントの能力が高い人の特徴として、以下のような点が挙げられます。 ・状況に応じた的確な判断ができる ・感情をコントロールすることに長け、周囲との関係を良好に保つことができる ・雑念にとらわれることなく、集中して仕事に取り組むことができる ・常に高いパフォーマンスを発揮できる ・計画的に目標を立て、実現に向けて具体的な行動ができる

セルフマネジメントができない人の特徴

セルフマネジメントができない、あるいはその能力が低いとみられる人の特徴として、次のような点が挙げられます。 ・感情のコントロールがうまくできず、ストレスなどによって精神的に揺らぎやすい ・モチベーションに波がある ・スケジュール管理が苦手 ・自ら主体的に考え、進んで行動することができない

セルフマネジメント能力の必要性

仕事の場において従業員各自がセルフマネジメントの能力を高めることは、日々業務を進めるうえで必要な能力です。 また、会社にとっては、業務上の課題を解決し、組織全体の生産性向上などの成果へとつなげるうえで必要です。 従業員のセルフマネジメントの能力を高めることで次のような効果が期待できます。 ・感情をコントロールすることによって周囲との良好な関係を構築し、日々の業務を円滑に進めることができる ・スケジュールを自ら管理し、受け身ではなく自らの判断で物事を進められるため、業務効率や生産性が向上する ・少人数でも高いパフォーマンスを発揮できるようになり、企業の生産力アップにつながる

セルフマネジメント能力を高めるためにできること

セルフマネジメントの能力を高めるため、社員一人ひとりが日々の業務のなかで実践できることや、学びながら自分で取り組めることがあります。 ・時間の使い方を意識することを習慣にする ・受け身の姿勢をやめ、自ら考え、動いてみる ・目的や目標から逆算して、そのために必要な行動を常に考えるようにする ・自分が期待されている役割を理解し、その役割を果たすために必要な行動を考える こうしたことを意識的に行うことで、自らの現状を客観的に捉え、自身の課題を解決することができるようになります。その上で自分のキャパシティを超える仕事上の負荷や過度の負担を避けること、あるいは自分自身のストレスと向き合い、計画的に休みをとるなどして上手にストレスを解消することも大切です。 また、従業員にセルフマネジメントについて学び、スキルを高めてもらうためには、企業側で次のような具体策を講じることも役立つでしょう。 ・行動科学や行動心理学などの参考書籍を購入し、従業員に読んでもらう ・セルフマネジメントに関する資料を作成・提供することによって、セルフマネジメント能力の必要性を伝える ・セルフマネジメントについて専門講師を招いて研修を行ったり、外部の専門機関が実施する研修に参加してもらう

セルフマネジメント研修で学べることは?

研修のメリット

社員のセルフマネジメントは、研修などで学んでもらうことで、正しい知識を身につけ、実践する方法を知ることができます。 社内で研修のリソースがない場合は、外部の専門家の力を借りて研修を受けることもできます。

研修の対象となる社員

主に若手から中堅までが対象となりますが、同じ会社の社員であっても、若手の社員と中堅以上の社員では、それぞれのキャリアごとに抱えている仕事上の課題や目標が異なっています。 たとえば、新人や経験の浅い若手社員の場合には、以下のような課題があると考えられます。 ・受け身になりやすい ・コミュニケーションが苦手 ・スケジュール管理や仕事の優先順位づけに慣れていない 一方、中堅社員や管理職候補となる社員であれば、次のような課題が考えられます。 ・部下を指導し、動かすためのコミュニケーションスキルを身につける必要がある ・管理職を目指すため、より高い目標を持って仕事に取り組む必要がある ・責任が重くなり、さまざまな制約やプレッシャーによりストレスが増大する いずれの場合にも、それぞれの課題を克服するために研修を通じてセルフマネジメントの方法を知り、実践することでその能力を高めていくことが有効です。

研修のスタイル・内容

セルフマネジメントの研修では、講師の講義や解説を聴くことに加えて、演習や個人ワークを実際に行うことでセルフマネジメントスキルを高める方法を学ぶという形式が多くとられています。 以下に例としてその内容をいくつかご紹介します。 ・自分自身のものの見方や考え方を把握するセルフカウンセリング ・業務計画の振り返りから計画立案までの演習 ・当事者意識や主体性を身につけるための目標作成演習 ・時間活用術(タイムマネジメント)の理解・習得 ・怒りの感情やイライラをコントロールするアンガーマネジメント ・ストレスに打ち克つメンタルタフネス、レジリエンス(復元力・回復力)のトレーニング ・ストレスコーピング(ストレス対処法)

社員のセルフマネジメント力向上をサポートするおすすめのツール

社員の意識や行動を変えるには、研修だけでなく、ツールをうまく導入することも有効です。 アプリやツールを使えば、データとして記録して「見える化」することが習慣として身につきやすく、社員がより主体的にセルフマネジメントに取り組む動機づけにもなります。

セルフマネジメントに役立つアプリ・ITツール

カレンダーアプリ

スケジュール管理に欠かせないカレンダーも、アプリならば年・月・週・日ごとの表示を自由に切り替えられるので、社員が自分の予定を俯瞰して把握することができます。 また、予定の種類によって色を変えたり、優先度を変更したりすることも容易です。さらに、「用件があることは覚えているが日時を忘れてしまった」というような場合でも、キーワードなどから検索できるという大きな利点があります。

タスク管理ツール

単なるToDoリスト機能だけではなく、カテゴリー別に表示したり、ステータス(完了したか、どこまで進んでいるか)ごとに色や目印をつけるなど、より細かく管理することができます。また、同様に期限のある予定を管理する機能としてリマインダーと呼ばれるものもあり、前述のカレンダーアプリがこれらToDoリストやリマインダーの機能を併せ持っていることもあります。

プロジェクト管理ツール

複数のメンバーが関わるプロジェクトで進捗状況を共有したり、自分の役割を確認したりすることができます。 他のメンバーの状況が把握できることで、自分自身のタスクが明確になりストレスも軽減されます。

時間管理ツール

1日24時間のうち、社員それぞれが自分が何の作業にどれくらいの時間を費やしているかを把握することができます。自分自身の行動を客観的に見直し、改善するためには有効なツールです。

ヘルスケア・健康管理ツール

ウェアラブル活動量計やスマートウォッチと連携することによって、心身の状態を良好に保つようサポートするアプリには、さまざまなものがあります。 歩いた歩数や距離などのアクティビティを計測することはもちろん、デスクワークなどで長時間座り続けていると立ち上がって体を動かすよう促したり、深呼吸のガイドやマインドフルネス(瞑想)のサポートをしてくれるようなアプリもあります。 また、睡眠アプリには時間を計測するだけでなく、寝返りなどの体の動きから睡眠の質を評価する機能を備えているものもあります。 このように社員が、比較的気軽に導入できるアプリやツールを会社側が意図や目的を明確に伝えて社員に使ってもらうよう働きかければ、社員一人ひとりのセルフマネジメントに対する意識が高まることが期待できます。

修やサポートツールの導入でセルフマネジメントのできる社員を育成しよう

肉体・精神の両面で安定した状態を維持し、より良い方向へと改善するように自分自身を統制していくセルフマネジメントの能力は、ともすれば本人の資質や心がけの問題と思われがちです。 しかし、業務遂行能力の高い人材を育て、業務上の課題解決や組織全体の生産性向上などの成果につなげるためには、社員任せにするだけではなく、企業側の取り組みが重要となります。 セルフマネジメントについて学び、実践してもらう機会として、対象となる社員に研修を受けてもらうことに加え、セルフマネジメントに役立つツールについて社員に情報提供をしたり、会社として導入することも検討してみてはいかがでしょうか。

編集部

ヘルスケア通信の編集部

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