健康経営
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認定数8,400超のホワイト企業マークとは?メリットと認定状況を解説

ホワイト企業であることの国のお墨付きを得られるホワイト企業マーク認定は、延べ認定数8,400を超え、東証上場企業の約25%が取得済など高い注目を集めています。
今回は、ホワイト企業マークの特徴や認定取得のメリット、取得企業の特徴をご説明します。

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ホワイト企業であることを国が認定する制度「ホワイト企業マーク」をご存じですか?

厚生労働省や経済産業省が実施するホワイト企業マーク認定は、いわばホワイト企業であることの国のお墨付きを得られる制度です。延べ認定数は8,400を超え、東京証券取引所取引所に上場している全企業の約25%※が取得済など高い注目を集めています。

今回は、ホワイト企業マークの特徴や認定取得のメリット、および取得企業の特徴をご説明します。

※ホワイト企業検索システム「優ジロウ」データより算出

 

ホワイト企業マークは国が認めるホワイト企業の証

ホワイト企業マークとは、職場の安全衛生、従業員の子育て支援、若手の育成など働きやすい職場づくりを実践する企業を一定の基準に基づき認定・公表する制度の総称です。厚生労働省や経済産業省が実施しています。認定制度の趣旨によって複数のマークが設けられており、自社が課題としている、あるいはPRしたい内容に適したホワイト企業マークを取得することで、イメージアップや採用活動でのアドバンテージ獲得につながります。

注目度の高い7つのホワイト企業マーク 

ホワイト企業マークは7種類あり、いずれも高い注目と取得効果が期待できます。 

・安全衛生優良企業公表制度 ホワイトマーク
・健康経営優良法人大規模認定 ホワイト500
・健康経営優良法人中小規模認定
・ユースエール認定
・くるみん認定
・プラチナくるみん認定
・えるぼし認定

安全衛生優良企業公表制度 ホワイトマーク(厚生労働省)

職場の安全衛生、従業員の健康管理、メンタルヘルスなどの取り組みにおいて特に優良な企業を顕彰する制度です。他のホワイト企業よりマークも認定基準が多岐にわたり、取得のハードルが高い点が特徴ですが、その分他社との大きな差別化が見込めます。ホワイト企業マークの最高峰といっても過言ではないでしょう。

健康経営優良法人大規模認定 ホワイト500(経済産業省)

健康経営優良法人の大規模法人部門は「ホワイト500」と呼ばれ、認定基準が中小規模法人部門と異なります。最も大きな違いは、経済産業省が実施する「健康経営度調査」に参加し、なおかつ回答企業の上位50%に入らなければならないことでしょう。ホワイト500の対象となる従業員規模は以下のとおりです。

・卸売業:101人以上
・小売業:51人以上
・医療法人・サービス業:101人以上
・製造業その他:301人以上

 健康経営優良法人中小規模認定(経済産業省)

従業員の健康保持・増進を戦略的な投資と考え実践する「健康経営」について、特に優良な取り組みを行っている企業・団体を認定する制度です。健康経営優良法人は、従業員規模によって中小規模法人部門と大規模法人部門に分かれています。中小規模法人部門の対象は以下のとおりです。

・卸売業:1人以上100人以下
・小売業:1人以上50人以下
・医療法人・サービス業:1人以上100人以下
・製造業その他:1人以上300人以下

 ユースエール認定(厚生労働省)

ユースエール認定は、若年層の採用・育成や雇用管理において優良な取り組みを行う中小企業を顕彰する制度です。認定対象は、常時雇用する従業員が300人以下の企業のみとなります。認定取得を受けるには、残業時間の法令遵守や従業員育成に関する内容の公表などが求められます

くるみん認定(厚生労働省)

くるみん認定は、育休取得推進や時短勤務など子育てサポートに積極的に取り組む企業を認定する制度です。制度開始が2003年とホワイト企業マークの中では最も歴史があり、取得企業の数も相まって就活生からの認知度はほぼ100%を誇っています

 プラチナくるみん認定(厚生労働省)

くるみん認定を取得した企業の中で、さらに高い基準をクリアした企業が認定取得できる上位マークです。くるみん認定の知名度が高いことから、プラチナくるみんの認定企業はハイレベルな子育て支援を実施していると認知され、大きな注目を集めることが期待できるでしょう。

えるぼし認定(厚生労働省)

えるぼし認定は、社内における女性の積極的な採用や管理職への登用を推進する企業を認定する制度です。認定取得には、男女の平等な採用機会や女性従業員に対する多様なキャリアコースを設けることなどが求められます。認定基準の達成度合いによって3つの段階があり、高いレベルに達するほど大きな効果が見込めるでしょう。

 2019年度は3000社を超えた

企業におけるホワイト企業マークのへの注目は加速度的に高まっています。

健康経営優良法人 認定法人数
健康経営優良法人 認定企業数
経済産業省の資料をもとに作成

ホワイト企業マークの1つ「健康経営優良法人」の認定数は、中小規模・大規模合わせて開始年度の2017年は553社でした。それからわずか2年の2019年には3,300社を超えるに至っています。この短期間で約6倍にも認定取得企業が増えた計算です。他のホワイト企業マークについても、くるみん認定が10年で3倍以上、えるぼし認定が2年で2倍以上など取得企業数は年々増加傾向にあります。

取得のメリットは増え続けている

企業がこぞってホワイト企業マークの認定取得に乗り出すのは、単に社会的なニーズによるものだけではありません。明確なメリットが存在します

・ホワイト企業マークを管轄する省の公式HPに優良企業として社名が掲載される
・認定マークを製品、名刺、パンフレットなどに使用できる
・ホワイト企業マーク認定取得企業のみが参加できる就活イベントがある
・公共調達においてホワイト企業マーク取得企業を加点評価するよう通達されている

種類ごとに多少の差異はあるものの、概ねこのようなメリットを獲得することができます。過重労働、ワーク・ライフ・バランス、ハラスメントなどが高い関心を集めており、さらに超売り手市場に突入している現在の状況において、認定取得によって期待できる効果は非常に高いものといえるでしょう。

 ホワイト企業マーク誕生の経緯

多種多様な種類があるホワイト企業マークですが、その誕生の背景には共通した社会的課題があります。特に大きな要因となっているのが、少子化に伴う労働人口の減少による生産力の低下です。

出生数の年次推移グラフ(厚生労働省 人口動態統計より)

 働き手が少なくなることによる生産力の低下を食い止めるためには、企業が労働力の受け皿を広げ、従業員の生産性を高めなければなりません。その一環として、ホワイト企業マークによる認定制度を設けることで、女性の積極的な登用や育児支援による離職の防止、安全で快適な職場づくりなどの取り組みを促進させる狙いがあるのです。

 取得数の第1位は製造業!

ホワイト企業マークの認定取得に対して特に積極的な業種は?

非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構(SHEM)が公式HPで公開しているホワイト企業マーク取得企業を検索できるシステム「優ジロウ」。そのデータベースに基づくホワイト企業マーク取得数上位5業種は以下のとおりです

1位:製造業
2位:情報通信業
3位:金融・保険業
4位:卸売・小売業
5位:医療・福祉

最もホワイト企業マークを取得しているのは加工業やメーカーなどの製造業。次いで、情報通信・銀行などの金融・保険業がホワイト企業マークを取得しています。全体としては、くるみん認定を取得する企業が最も多く、健康経営優良法人やえるぼし認定も人気です。また、企業単位では1社で複数のホワイト企業マークを取得しているケースも珍しくありません。

優ジロウでは、所在地、従業員規模、有給取得率などの条件でホワイト企業マーク取得企業を検索することが可能です。関心のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

優ジロウ|非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構

 真の健康経営が企業の発展を支える

残業時間の短縮や福利厚生の充実などは、従業員の身体的・精神的な健康保持・増進において非常に重要な試みです。ホワイト企業マークという認定制度を国が立ち上げたことで、これらの取り組みが経営面においても明確なメリットのある投資対象となりました。従業員の満足と企業の成長を同時に叶えるホワイト企業マークは、将来的には認定取得がスタンダードにさえなりうるポテンシャルを秘めています。

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