健康経営
公開日 :
更新日 :

健康経営ってどう取り組めばいいの?先進的な企業の事例を紹介

多くの企業が人材不足に直面する中、働き方改革として生産性の最大化や組織活性化などによる働く環境の見直しが求められます。また、従業員の健康は個人のみならず企業にとっても大きな課題です。ここでは、先進的な企業が取り組む「健康経営」について紹介します。

関連するタグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨今少子高齢化に伴う、労働人口の減少が懸念されています。その中で、従業員の生産性の最大化や組織の活性化、人材確保が企業にとっても大きな課題となっています。
従業員の健康は個人だけの問題にとどまらず、企業全体にとっての大きな課題です。
ここでは、その課題を解決すべく先進的な企業が取り組んでいる「健康経営」についてご紹介します。

 

健康経営とは?

「健康経営」とは、企業が従業員の健康について意識、配慮することが将来的には経営面においても大きな成果になるという考えのもと、従業員の健康を医療費等の費用として考えるのではなく、生産性の向上や企業イメージの向上等投資として考えることです。
2014年には経済産業省と東京証券取引所と共同で、健康経営に取り組んでいる企業を「健康経営銘柄」として認定、2017年からはその他大企業や中小企業にも裾野を広げ「健康経営優良法人認定制度」を実施しています。

おさえておきたい“健康経営”の知識

健康経営の定義

従業員の健康増進と健康管理を経営課題としてとらえ、会社の生産性向上を目指した経営手法です。従業員の健康や従業員満足度が向上するに伴い、企業の生産性も向上し、イメージアップ、リクルーティングにも期待できます。1980年代にアメリカの経営心理学者ロバート・ローゼン氏が自身の著書の中で従業員の健康が会社の業績向上につながると提唱されたことがきっかけとなっており、米国でも従業員の健康増進に投資する動きは活発になっています
しかし、日本経済新聞によると健康経営を実践している都内の中小企業の割合は東京商工会議所の調査で約2割とされており、まだまだ実践している企業は少ないとされています。

具体的な取り組みとは?

健康経営の代表的な取り組みとしては、疾患リスクの比較的高い人を重点的に改善する「ハイリスクアプローチ」と職場全体の生産性を向上する「ポピュレーションアプローチ」に分けられます。「ハイリスクアプローチ」としては、保健指導・特定保健指導や職場復帰支援、禁煙の推奨などがあります。
一方、「ポピュレーションアプローチ」は企業全体の生産性を高めるため、社外コミュニケーションの環境整備、部活動支援金、ヘルスケアポイントなどが挙げられます。

参考にしたい!他社が行っている健康経営の事例

ここでは健康経営を先進的取り組んでいる企業を紹介します。自社で取り組む際の参考にご覧ください。

花王株式会社

4年連続で健康経営銘柄に選定された花王株式会社は、社員が健康であってはじめて“よきモノづくり”が実現でき、会社が発展し、社会に貢献できるという考えのもと2008年に「花王健康宣言」を発表し、健康経営に取り組んできた先進的な企業です。2017年度からは中期経営計画に「社員と家族の健康維持(GENKIプロジェクト)」を掲げ、現在は「ヘルスリテラシーの高い社員を増やす」ことを目指しています。

具体的な取り組み

【生活習慣病対策】
生活習慣病の高リスク者に対して受診勧奨徹底と生活習慣改善指導を実施する府だけでなく、予防として、健診前の「ヘルシア ウォーキングチャレンジ」や、太りやすいお正月明けに「42日間 減量チャレンジ」などを実施し、生活習慣を整える活動を行っています。

【喫煙対策】
以前より対策を行っていただが更なる改善の為「花王グループ 禁煙への取り組み方針」を策定し、2018年度より就業時間内禁煙と受動喫煙対策を実施してゆき、事業場責任者からのメッセージの発信や、禁煙動画を全社に配信し、禁煙の重要さを従業員に啓蒙されています。

TOTO株式会社

TOTO株式会社は「一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。」を企業理念のひとつに掲げており、従業員の心身の健康・働きやすい職場づくりの実現を目指し、健康経営に取り組んでいます。

具体的な取り組み

【生活習慣病対策】
定期健診後の事後措置を徹底して取り組んだ結果、有所見率が低減しています。
また、それだけではなく、治療型・対症療法の「診療所」から、予防型・リスク管理型 の「ヘルスケアセンター」へと機能・名称を変更。予防・健康増進活動をより一層推進するとともに、個人の主体的な活動への意識向上を目指しています。

【楽しく健康増進できる環境整備】
社内運動会、ウォーキングイベント、体力測定、肌年齢測定、ヨガ教室、各事業所での職種や勤務形態に応じた体操など、多彩なイベントを実施従業員が楽しみながら健康増進できる場を提供しています。

 
 

株式会社大和証券グループ本社

株式会社大和証券グループ本社は、企業理念に「人材の重視」を掲げており、「社員の幸福」と「会社の生産性向上」を両立すること、そして「社員が長期にわたって元気に活き活きと働き続けられる環境を整備」することを目指して健康経営に取り組んでいます。

具体的な取り組み

【KA・RA・DAいきいきプロジェクト】
ウォーキングチャレンジ、腹八分目プログラムなど従来より実施していた施策に加え、新たに健康増進イベント(Breakfast Everyday、ノンアルチャレンジ、プラス10運動など)を導入し、取り組みに応じてポイントを付与する楽しみながら生活習慣を改善できる取り組みを行っています。

【ワーク・ライフ・バランスの確保】
19時前退社の励行、年休取得の促進などを継続実施し、仕事と生活のバランスが取れた働き方実現に向けて取り組みをしています。

健康経営に取り組む際のポイント3点

健康経営に取り組んでいる企業を事例に具体的な取り組みを紹介しましたが、どのように健康経営に取り組んでいけばよいのでしょうか。共通点は以下の3つになります。

①企業全体として健康経営に取り組む

中期計画や企業理念に従業員の健康について記載されているなど、企業全体で健康経営に取り組んでいます。経営層の発信や健康保険組合などと連携をとり、組織として実施してゆく必要性があります。

②保健師など専門職と協力した体制作り

従業員の健康状態改善や生産性向上に特効薬はありませんので、中長期的な取り組みが必要になります。しかし、取り組みに対しPDCAを回してゆく必要があります。そのためには保健師など専門職と連携し、まずは改善してゆくKPIや課題などの洗い出し、健康施策の推進など取り組んでゆく必要があります。

③従業員が楽しんで参加できる健康施策

健康経営を推進するにあたって、課題になるのはTOPの発信だけでなく従業員の理解も必要です。そのためには、まず自社は従業員の健康に投資する会社であり、健康施策に参加する意義があると理解してもらう必要があります。
そのためには、従業員が参加しやすくなおかつ楽しめる施策も検討すべきです。上記で紹介した3社も、ウォーキングチャレンジや腹八分目プログラムなど、イベント的な要素も同時に実施しており、従業員が健康増進に参加しやすい取り組みがされています。

今後、健康経営に取り組みたい企業は上記を参考に検討されてみては如何でしょうか。

出展:健康経営銘柄2018 選定企業紹介レポート

ドコモ・ヘルスケアでは、企業様の健康経営・生産性向上の支援を行なっております。健康経営に興味があるものの、何から始めたらよいのかわからない。という方が多いのではないでしょうか? 何かしら取り組もうとされている企業の担当者の方々からも、「健康経営についてもっと詳しく知りたい」や 「具体的な事例や進めていく上でのポイントが知りたい」など、たくさんの声をお聞きしています。 そのような内容を、簡単にわかりやすく資料としてまとめております。以下から無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧になってください。

▼健康経営に関する資料を無料で公開中▼

ドコモ・ヘルスケアでは、企業様の健康経営・生産性向上の支援を行なっております。健康経営に興味があるものの、何から始めたらよいのかわからない。という方が多いのではないでしょうか? 何かしら取り組もうとされている企業の担当者の方々からも、「健康経営についてもっと詳しく知りたい」や 「具体的な事例や進めていく上でのポイントが知りたい」など、たくさんの声をお聞きしています。 そのような内容を、簡単にわかりやすく資料としてまとめております。以下から無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧になってください。

▼健康経営に関する資料を無料で公開中▼